ナノ幹細胞アンチエイジング修復原液(NanoStemCell、NasitaiTM)は、PrinPharmのチーフ科学者であるRobert J Lee教授およびそのチームが植物抽出、現代バイオメディカルおよびナノ輸送技術を用いて開発した新しいスキンケア材料である。紫外線およびブルーライトの放射に抵抗し、酸化を防止し、細胞外マトリックスの合成および皮膚幹細胞の修復を促進するといった機能を有するため、内面から抗汚染および抗老化・修復を実現できる新型の4D老化防止・シワ取り原液である。皮膚深層の抗シワ、目のクマの予防、オイルコントロール、ニキビ除去、アンチエイジングやアンチブルーライトなどに使用できる。
伝統的な漢方薬材料の丹参と密蒙花には大量の機能性化合物があり、優れた生物学的活性と重要な薬理学的活性を持つ原料である。PuriPharmチームは現代バイオ技術によって、その有効成分を選別して抽出する。ナノ輸送技術で100%の表皮を通過し、基底細胞に到達し、皮膚深層の幹細胞をターゲットに絞る。
丹参 密蒙花
表皮幹細胞分化のイメージ図
皮膚は、下から順に皮下組織、真皮、および皮膚本来のフローラを含む表皮からなる層状組織である。皮膚は外部からの侵入に対して最も弱い組織であるが、表皮の基底層に幹細胞が存在するため、常にターンオーバーを繰り返している。これらの幹細胞は特異的な分裂過程を経て、新しい細胞を産み、ケラチン生成細胞にさらに分化する。通常の状況下では、ケラチン生成細胞は自らケラチノサイトに変換し、コレステロール、脂肪酸およびセラミドからなる細胞間粘着物質を分泌し、人体の脱水を防ぐための皮膚バリア機能の形成をサポートする。
皮膚のバランスは、内部老化の進み具合、紫外線(UV)、汚染物質、電子製品のスクリーンライトおよび外部刺激物の影響を受け続け、表皮の構造に劇的な変化をもたらしている。時間が経つにつれて、表皮幹細胞活性と細胞分化効率の低下が原因で、表皮細胞のターンオーバーが遅くなり、最終的に皮膚には以下のような状況が現れる。
- バリア機能が弱まり、水和作用が低下する(ケラチノサイトの皮膚バリア機能が低下する)。
- 浅いラインやしわが発生する(細胞数が減り、肌の粘着力が低下する)。
- 剥離した表皮が溜まる(脱皮プロセスが遅くなる)。
- 微生物フローラのバランスが崩れる(アンバランスまたは脆弱な角質層のミクロ生態)。
時間が経つにつれて、表皮幹細胞の活性が低下し、細胞分化プロセスが非効率的になるため、皮膚表皮の再生プロセス全体が遅くなり、皮膚は乾燥し、荒く、もろくなり、浅いラインやしわが現れる。表皮幹細胞の活性を維持することは、肌の活力と再生能力を確保する鍵となる要素である。NasitaiTMは、PuriPharmが開発した新世代のUV防御有効成分で、丹参と密蒙花抽出物を主な原料としている。NasitaiTMは、紫外線による老化から表皮幹細胞を守る際に5つの保護を提供する。
1)紫外線および高エネルギーの可視光線、ブルーライトの吸収。化学吸収剤と比較すると、NasitaiTMは紫外線およびブルーライトをよりよく吸収することができる。
2)電子製品のスクリーンライト損傷を効果的に減少させる。通常の状況下では、電子製品のスクリーンライトは、ミトコンドリアATP合成速度の低下、I型プロコラーゲン含有量の減少、細胞増殖活性の低下、および線維芽細胞形態の変化をもたらす。NasitaiTMは、スクリーン光が皮膚細胞のミトコンドリア機能および線維芽細胞の形態構造への損傷を破壊する程度を効果的に減少させ、皮膚に対する電子機器のスクリーンによって放出される可視光の悪影響を減少させる。
3)UV曝露によるトランス-UCA(ウロカニン酸)からシス-UCAへの変換を制限する。ウロカニン酸は角質層に存在し、UV照射に曝露されると、トランスウロカニン酸がシスウロカニン酸に変換される。有効成分は、トランスウロカニン酸からシスウロカニン酸への変換を防ぎ、アポトーシス、免疫抑制およびROS(活性酸素種)生成などの有害な影響を制限する。これがNasitaiTMの新しい有効成分の革新である。
4)脂質過酸化を減少する。脂質過酸化は、フリーラジカルが細胞膜内の脂質から電子を奪うプロセスであり、最終的には細胞損傷に至る。体外テストでは、0.3%NasitaiTMを添加するだけで、UV光の誘発による脂質過酸化を54%減少させた。
5)表皮の維持および修復を担う表皮幹細胞を守る。表皮には、表皮幹細胞が存在し、かつ非常に独特の機能(絶えずに新しいケラチン生成細胞を形成し、表皮を再生し、損傷した組織を修復すること)を有する。皮膚が老化するにつれて、この過程は遅くなり、幹細胞の数も活性も下がってしまう。不健康な生活様式、紫外線やブルーライトの照射は代償を払わせ、皮膚の菲薄化・たるみ、しわおよび水分の減少を引き起こす。したがって、表皮を維持や修復する時は、これらの幹細胞を保護することは非常に重要である。NasitaiTMは、表皮幹細胞の活性を保護・維持し、紫外線やブルーライトへの曝露による酸化ストレスを制限することができる。丹参と密蒙花を主な原料とした新型有効成分は、上記の4つのメカニズムを通して老化と光老化の影響を防ぎ、紫外線やブルーライトによる酸化ストレスから皮膚の成分を保護することができる。
皮膚細胞の光防護剤としての活性を発揮するNasitaiTMのメカニズム
NasitaiTM活性物質使用前後の肌状態の変化
体外、体内および臨床試験によると、NasitaiTMには、天然で独特の皮膚再活性化効果があり、次の6つの相乗効果を通じて、内面からの皮膚活性化効果を示す。
- 皮膚幹細胞を保護し活性化する
- 細胞代謝を再活性化する
- 細胞分化を刺激する
- 皮膚バリア構造を強化する
- 自然脱離を再活性化する
- 肌の微生物フローラを積極的に保護する
この多機能な有効成分はたった2週間で使用者に良い結果をもたらす。対照組と比較すると、当該製品はより良い皮膚保湿および皮膚表面分化改善効果を有し、しわの減少量は30%にも達していることがわかった。
生物学的活性:体外における幹細胞の活性化および保護
- 幹細胞クローン性
ヒト幹細胞(外根鞘)を、それぞれ0.5%活性物質含有・不含有の培地で48時間培養し、それらのクローン性を光学顕微鏡により評価した。
結果:未処理細胞と比較して、活性物質の添加が幹細胞のクローン性に明らかな影響を及ぼしていることが観察された。これは、NasitaiTMが皮膚幹細胞のクローン性に対する維持機能を有することを示す。
- 幹細胞を紫外線から守る
ヒト幹細胞(外根鞘)の試料を活性物質含有・不含有の試薬で処理し、それぞれ異なる量のUVA(8J/cm2)とUVB(150mJ/cm2)を照射し、サバイビンの発現を免疫蛍光により観察した。
結果:NasitaiTMはUV照射後のサバイビンの発現を増加させ、正常値と比べると171%増加し、それによってこの条件下でのアポトーシスから幹細胞を保護した。
- アポトーシス促進酵素の直接阻害
1%、0.5%、1%活性物質という3つの勾配濃度の溶液を添加し、アポトーシス促進酵素、カスパーゼ-9(Caspase-9)およびカスパーゼ-3(Caspase-3)の活性を測光法により測定した。
結果:NasitaiTMは両酵素に対して31%の阻害を示し、活性物質には抗アポトーシス作用があることがわかった。
表皮代謝を刺激する(インビトロ)
8人の健康な個体(31~67歳)からの皮膚外植片を、治療なし、対照または0.5%のNasitaiTM局所治療という3つの方式で処理し、2日後にKi67腫瘍マーカーの発現について免疫組織化学により測定した。
結果:NasitaiTM治療後の表皮代謝は、未治療の状態と比較して、84%増加した。さらに、表皮真皮接合部(DEJ)での幹細胞代謝も活性化されることが観察された。
ケラチン生成細胞の分化とバリア機能を刺激する(体外)
ヒト正常ケラチノサイトを0.1%NasitaiTMで処理し、24時間後に遺伝子のmRNA発現をq-RT-PCRにより定量分析した。
#t検定、p=0.06; * t検定、P<0.05;
** t検定、P<0.01; *** t検定、P<0.001
結果:NasitaiTMは、バリア機能の維持に関与する遺伝子を含む、ケラチン生成細胞の分化に関与する全ての遺伝子の発現を明らかに上げた。
表皮分化とバリア機能の改善(インビトロ)
再構築ヒト皮膚(RHE)を11日後に剥ぎ取り、それによって皮膚のバリア欠陥を模倣した。2日後、NasitaiTMが作用した3つのタンパク質(インボルクリン(involucrin)、フィラグリン(filaggrin)、およびロリシン(loricrin))を免疫染色によって観察した。
* t検定、P<0.05;** t検定、P<0.01; *** t検定、P<0.01
結果:対照と比較して、NasitaiTMは3つのタンパク質マーカーの明らかな過剰発現(統計的意義)をもたらした。フィラグリン発現量は250%、インボルクリン発現量は490%、ロリシン発現量は470%にも達した。NasitaiTMが表皮の分化とバリア機能の維持に極めて重要な役割を果たしていることは明らかである。
皮膚バリア組織の形成を促進する(インビトロ)
24歳の女性ドナーから得たケラチノサイトを前処理した再構築ヒト皮膚(RHE)を空気に10日間曝露させた。局所炎症性ストレスによるバリア欠陥をシミュレートするために、RHEをD6からD10までの時間帯で、サイトカインの混合物で処理し、0.5%NasitaiTMの含有・不含有の試薬で処理し、LC/MSによってセラミド総量を分析した。実験は3回繰り返した。
* t検定、P<0.05 ** t検定、P<0.05
結果:NasitaiTMは表皮セラミドの総量の増加を刺激し、セラミド含有量は対照組と比較して37%増加し、皮膚バリア機能の回復力を示した。同時に、セラミドの本体部分につなぐ脂肪酸の平均鎖長も延長させ、バリア機能の効率を向上させた。主なセラミドとして、サイトカインはα-ヒドロキシスフィンゴシンの鎖長比(C24/C18)に大きな影響を及ぼす。NasitaiTMを加えると、比率が基本レベルに戻り、基本値を超えることもある。
天然の角質除去の生物再活性化(インビトロ)
1日目および2日目に、8人の健康な個体(31〜67歳)からの皮膚外植片を、未処置、ブランク対照および0.5%NasitaiTM使用という3つの方法で処理した。
- KLK5プロテアーゼの発現
2日後、KLK5プロテアーゼの発現を免疫組織化学により測定し、KLK5、即ちカリクレイン-5が剥離過程に関与していた。
結果:NasitaiTMは未処理の皮膚と比較してKLK5の発現を顕著に活性化し、KLK5陽性細胞の剥脱効果を13%にも増加させた。対照組を比べると、NasitaiTM処理後の結果は、KLK5発現への抑制を示した。
- 剥脱作用
処理の2日後、専門家は組織学的分析を用いて各ドナーの3つの外植片の自然な剥脱を評価した。
結果:NasitaiTM処理(vs未処理の皮膚)を行われた表皮は、上層に60%の剥離増加が見えた。
効能評価
バリア機能と水分補給改善(臨床研究1と臨床研究2)
ボディケア用途におけるNasitaiTMの利点を評価するために、平均肌年齢39.5歳で乾燥肌(肌水分測定値40 AU以下)の女性ボランティア19人を対象に、二重盲検法によって一つ目の臨床試験を実施した。彼女たちの前腕に0.5%のNasitaiTMまたは対照溶液(活性物質を含まない同じ調合物)を1日2回与えた。
- 皮膚バリア強化と水和反応効果(ラマン法)
14日後および28日後に、2つの前腕皮膚の脂質、タンパク質および水分の含有量をラマン分光法によって測定した。
結果:対照組と比較して、NasitaiTMはわずか2週間でバリア機能成分の脂質、タンパク質および水分含有量を明らかに増加させた。14日後と28日後、それぞれが
- 脂質含有量88%増加
- タンパク質含有量57%増加
- 水和反応38%増加した
NasitaiTMはバリア機能を大幅に回復させ、肌により良い水和反応を与える。
- 皮膚表皮再構築(OCT法)
ボランティアの皮膚組織の質(密度および構造)を1日目、14日目および28日目に光コヒーレンストモグラフィー(OCT)によって分析し、表皮と真皮の間を選択して観察比較し、より若い肌を見られる。
結果:NasitaiTMは、角質層の密度を増加させ、表皮と真皮の間に目に見えるDEJ(真皮表皮接合部)のより良い対照があった。これらの結果は、皆より良い、より若い肌の状態に関連している。
- 皮膚のターンオーバー:角質除去
剥離の研究をするために皮膚診断ツールを使用して、我々は、自然の皮膚剥離を測定するために、二回目のボディケア用途の臨床二重盲検対照試験を実施した。足が乾燥肌(測定値35AU以下)の女性(平均年齢44歳)20人を対象に、1日2回製品または対照品を使用した研究を展開した。試験は28日間持続した。
結果:NasitaiTMは、対照組と比較して、皮膚剥離と表面再生(表皮上部)を明らかに増加させ、245%にも達している。
微生物フローラの維持(臨床試験3 – 皮膚微生物フローラ)
ボディケア用途におけるNasitaiTMの利点を評価するために、乾燥肌の女性ボランティア19人を選択し、3回目の臨床試験を行った。彼女たちの年齢は19歳から50歳の間で、平均年齢は39.5歳。左右の前腕にNasitaiTM製品と対照品を1日2回使った。1日目と14日目に、我々は全てのボランティアからの微生物DNAについて収集、抽出やシークエンスなどメタゲノミクスの研究を行った。バイオインフォマティクスによって240億のDNA塩基対を分析し、そして2つの条件下(相対存在量0.1%以上の菌門と相対存在量1%以上の菌属)の細菌フローラの時間経過に伴う変化を比較した。
結果:NasitaiTMは、皮膚の微生物フローラに対する即時の保護効果がある。我々は14日目の時点で微生物集団の著しい変化を観察できなかったが、対照品を塗布した表皮において、厚壁のフローラが明らかに影響されたことを発見した。また、NasitaiTM活性は、対照組と比較して、ランダム病原体(Finegoldia属)の進化を約58%も阻害した。
NasitaiTMが均衡・改善する肌の構成
皮膚の再生とアンチエイジング(臨床試験4)
カラスの足跡のある女性15人(35歳から55歳、平均年齢43歳)を対象に、4回目の28日間臨床二重盲検対照試験を実施した。ボランティアは片方の顔に対照品を、反対側に0.5%NasitaiTM製品を塗った。14日目および28日目の時点で、皮膚のたるみ具合をシリカゲルコピーおよび皮膚画像分析器によって分析した。
結果:NasitaiTMを使った皮膚は14日後に著しい抗老化効果を示し、しわが30%も減少し、しわの総面積が24%減少した。
溶解性:水溶性
用量:0.1-5%
加工:平穏に攪拌しながら配合工程の終わりに添加することができ、または水相に直接添加することができる。調製温度は80℃以下にコントロールし、pHは4〜8の間である。
効能:皮膚の更新と活性化、肌の修復、肌の再生、乾燥肌の治療、アンチエイジング、シワ防止、肌の保湿と水分補給、肌のバリアの強化、自然な肌の剥離、肌の微生物フローラの保護。
適用:乾燥肌用クリーム、フェイス&ボディ用のアンチエイジングナイトクリームまたはデイクリーム、乾燥肌用および厚い肌用ボディローション、皮膚微生物フローラ保護クリーム、ボディ再生スプレー、活性保湿乳液、肌用美容製品、皮膚再生エッセンス。