プラットフォーム技術

ナノフィトステロール(NanoActive phytosterol)

説明:フィトステロール(phytosterol)は、シクロペンタノヒドロ フェナントレン環を骨組みとした(ステロイド核とも呼ばれる)物質であり、コレステロールなどの動物性ステロールと類似の構造を持ち、自然界では遊離態または結合態で存在する。フィトステロールは、体にいい天然生理活性物質であり、「生命の鍵」と讃えられ、植物に広く存在する。フィトステロールは、コレステロールに対する体の吸収を抑制し、コレステロールの分解・代謝を促進し、コレステロールの生合成を抑制することができる。また、動物研究では、心血管疾患抑制機能が発見された。さらに、抗がん、抗腫瘍、消炎、免疫力向上、成長調節、抗ウイルス、抗酸化などの役割を持つ。近年の研究では、フィトステロールのスキンケアにおける抗炎症、抗刺激、保湿、抗シワなどの効果が実証されている。しかし、フィトステロールは水と油に溶けにくく、配合による解乳化も激しいため、化粧品への応用が制限されている。ナノ伝送システム(NDS)により開発された、30nm未満の粒径のフィトステロールナノ活性物質は、フィトステロールの溶解性問題を完全に解決し、フィトステロールをナノキャリアに安定に封入させ、吸収効率とバイオアベイラビリティを大幅に向上させることができる。

ナノ有機酸防腐剤 Bioactive NanoGuard

本品は、安息香酸、ソルビン酸などの有機酸を活性物質として、特定のナノカプセル化技術により製造された、安全でマイルドな新型有機酸防腐剤であり、有機認証品や天然化粧品の防腐に使用できる。独特なナノ技術で、pHに対する有機酸防腐剤の高度な依存性を克服し、適用pHは7.0に達する。安息香酸もソルビン酸も有機認証化粧品用防腐剤としてECOCERTに認められる。ヨーロッパ-洗浄製品および水洗い不要製品での最大添加量は2%、米国-安息香酸は 洗浄製品および水洗い不要製品に使用できる。日本-既製品では、安息香酸およびそのナトリウム塩の最大許容用量は1%である。目元エッセンスなどアレルギー性の強いところに使用でき、刺激性がない。

ナノルテイン(NanoActive Lutein)

説明:ルテインは、植物ルテインとも呼ばれ、自然界でゼアキサンチンと共存し、ヒトの目の網膜の黄斑部を構成する主な色素である。人間の目には大量のルテインが含まれている。この元素は人体によって作られないため、ルテインの摂取によって補われなければならない。この元素が不足になると、目は視力を失う。ルテインは野菜や果物に存在する天然カロチノイドであり、フリーラジカルによるダメージから体内の細胞を保護する優れた抗酸化剤である。ルテインは日光やコンピュータ・携帯のスクリ—ンの青色光に抵抗し、目の疲れ、凝り・涙目、近視を軽減し、また白内障や黄斑症などの目の病気を防ぐことができるため、私たちの視力と健康に役立つ。皮膚は人体の内部環境と外部環境の間の唯一のバリアである。

ナノビタミンE(NanoActive E)

説明:ビタミンEは、植物の葉、穀類の胚芽油や牛乳に広く存在する脂溶性ビタミンであり、有名な抗酸化保湿成分であり、表皮層に必要な成分の一つでもある。ビタミンEは、組織細胞の老化やシミ・シワの発生を抑制し、ビタミンAの作用を促進し、ビタミンAとビタミンCの酸化作用を防止することができる。肌のビタミンEを補給する外用ビタミンEの配合方法の有効性が実証されている。しかし、化粧品に配合される純粋なビタミンEは、酸化されやすく、油溶性のみである。NanoActiveに封入されるビタミンEは、安定性が高く、水に溶ける。

ナノビタミンC(NanoActive C)

説明:ビタミンC(Vitamin C, Ascorbic Acid)は、L-アスコルビン酸とも呼ばれる水溶性ビタミンである。ビタミンCは、体内で様々な反応に関与する重要な抗酸化剤であり、コラーゲン生成促進、メラニン合成阻害、フリーラジカル消去、皮膚老化防止などの機能を持ち、化粧品における最も代表的かつ効果的な活性物質の一つでもある。ビタミンCは脂溶性体系に溶けず、水溶液においては極めて不安定で、その使用が大きく制限されている。様々なビタミンC誘導体が開発使用されているが、体内に入り、プロトタイプのビタミンCに転化しなければ役に立たず、その活性も大幅に低下する。L-ビタミンC(「L-C」)は、ヒトの肌に直接吸収されることのできる唯一のビタミンCである。NanoActive Cは、ナノ伝送システム(NDS)により開発された、30nm未満の平均粒径のL-ビタミンCナノ活性物質であり、ビタミンCの溶解性及び安定性問題を同時に解決し、ビタミンCをナノキャリアに安定に封入させ、吸収率とバイオアベイラビリティを大幅に向上させ、その適用範囲を大きく拡大することができる。

ナノテトラヒドロクルクミン(NanoActive THC)

説明:テトラヒドロクルクミン(超高純度美白成分)は天然の機能性美白原料で、ショウガ科の植物であるクルクマロンガ(Curcuma longa)の根茎から分離し、抽出されたものである。チロシナーゼ阻害の強力な活性を有するため、本製品はアルブチンより優れた美白効果がある。酸素フリーラジカル(oxygen free radicals)の形成を効果的に抑制し、形成されたフリーラジカルを除去することができ、顕著な抗酸化作用を有することで、肌の老化の防ぎや修復、色素の減少、そばかすの除去などに役立つ。美白、ソバカス対策、抗酸化の様々なスキンケア製品に広く使用されている。テトラヒドロクルクミンは水に溶けにくく、酸化や変色しやすい特徴があるため、化粧品への応用が制限されていたが、ナノ伝送システム(NDS)を使用して開発された粒径30nm未満のナノ粒子活性物質は、テトラヒドロクルクミンを安定にナノキャリアに包み、吸収効率及びバイオアベイラビリティを大幅に高め、元の欠陥を十分に克服し、利点を維持し、より便利で広く使われるようになった。

ナノサリチル酸(NanoActive SA)

説明:サリチル酸はβ-ヒドロキシ酸(Beta Hydroxy Acid )であり、BHA、B柔らかい肌フルーツ酸とも呼ばれ、自然界の柳の樹皮、白玉の木の葉およびスイートバーチに存在する。サリチル酸は優れたニキビ・角質除去、毛穴汚れ取り効果があり、安全性が高い。また、サリチル酸はシミを目立たなくし、毛穴を引き締め、小シワを取り除き、日焼けによる老化を改善するといった効果があるため、スキンケア製品分野の新しい寵児となっている。しかし、サリチル酸は水に溶けにくく、比較的に強い刺激性を持つため、その応用は大きく制限されている。ナノ伝送システム(NDS)により開発された、30nm未満の粒径のサリチル酸ナノ活性物質は、サリチル酸をナノキャリアに安定に封入させ、吸収効率とバイオアベイラビリティを大幅に向上させ、元の欠点をうまく克服しながらサリチル酸本来の利点を維持し、より便利に幅広く活用できる。

ナノレチナール(NanoActive RAL)

説明:レチナール(Retinaldehyde, RAL)は、ビタミンAアルデヒドとも呼ばれ、レチノール酸化後の誘導体であり、β-カロチンの酸化的開裂により生成されたものでもあり、還元されるとレチノールが得られるし、酸化されるとレチノイン酸が得られる。レチノイン酸(ビタミンA酸)は、皮膚病における役割は幅広いが、局所的な刺激により、その臨床応用がある程度制限されている。レチナールは、天然ビタミンA酸の中間代謝産物であり、ビタミンA酸と類似の生物学的活性を持ち、それに対する皮膚の耐性が明らかにビタミンA酸より優れている。

ナノ活性硫黄(NanoActive Sulfur)

説明:硫黄は、古くから使われている、様々な皮膚病の治療に有効な薬であり、地殻に広く分布している黄色の非金属元素でもある。硫黄の働きは肌との直接の相互作用によるものである。粒子が小さいほど、硫黄は皮膚との相互作用の有効面積が大きく、効果も高い。ナノ活性硫黄は、トラブルのある肌に対する抗菌、抗炎症および皮脂調節という三つの機能を持つ皮脂調節剤である。水溶性で肌に刺激を与えず、化粧品成分として皮脂腺の分泌を調節し、美白機能を促進し、抗菌作用を持ち、ニキビやふけにもよい効果がある。硫黄は、ダニ・細菌・真菌殺滅、油脂除去、表皮軟化や角質溶解の働きを持つ。その作用機序は硫黄が皮膚及び皮下組織分泌物と接触すると、硫化水素とペンタチオニン酸を生成する結果である。

ナノセラミド補修剤 NanoActive Repair

説明:皮膚に関する研究結果によると、セラミドは皮膚角質層脂質の主な成分であり、表皮角質脂質含有量の約50%を占め、角質層の生理機能において肌を保護・保湿し潤すといった肝心な役割を果たしている。セラミド含有外用スキンケア製品を使用することで、アレルギー性皮膚疾患予防の目的を達成し、メラニン・肝斑抑制効果を実現する。天然セラミド構造と一致するセラミド-3を原料とし、ナノ伝送システム(NDS)により開発された30nm未満の粒径のナノセラミドは、溶解性及び適用性問題をうまく解決し、ナノキャリアに安定に封入させ、リン脂質、コレステロール、ステアリン酸などの皮膚天然角質層構成成分との協同作用により、バリアを修復する。